
変わらない味を作り続けていくために、
現在七代目となる店主が
特注の大きな焼き台の前で
円形の鉄板をくるくると回しながら
生地を絞っては挟み、
タネの固さや火加減に細心の注意を払い、
日々丁寧に焼き上げています。



上質な小麦粉で作るせんべいは、
生地のきめが細かく、
焼型にくっつきやすいため、
自動の機械では焼くことができません。
良いタネを捏ね上げることが、
美味しいせんべい作りの決め手。
そのため、タネづくりには特に気を使っています。

「団欒のひとときに寄り添えますように」
そんな想いを込めて焼いています。
家族や友人が集い、
楽しく語らい、大きな笑い声が響くひととき。
そんな場面で味わっていただけたら、
これ以上の喜びはありません。
初代がつくった伝統の味と技を、
大切に守り続けています。